2022 BRM625もてぎ600(時計まわり)を走ってきた ~ 灼熱と強風を添えて ~ - 事前準備 - スタート

今年はSR取得を目指していて、200,300のみ完走しているので残りの400,600を完走したいのもあり、今回もてぎ600に挑戦することにした。

300に挑戦したのは4月だったので、2ヶ月ぶりのブルベです。この間、本当は400も600もエントリーしていたんですが、雨天のためDNSしていたし、富士ヒルがあったりしたのでこのタイミングとなりました(雨天走行の経験がなく、雨天デビューは200, 300あたりからにしたい気持ち…)。 bicycle-ayato-p.hateblo.jp

それでは今回のブルベにつらつら書いていくので、楽しんで読んでもらえればと。

誰?千葉、茨城は山がなくて平坦って言ったの…

事前準備 - 持ち物

エントリーしたときは季節的に雨も想定していたが、ある程度の一時的な雨までなら走るつもりでいた。そのため、富士ヒルのときに買っておいたレインウェアをサドルバッグに入れた。

寒いことはあまり想定していなかったけど念の為にいつものウィンドジャケットも入れておく。あまり登るほど登らないはず…だけど知らない土地なので何があるかわからないし…。

前照灯は2灯つける必要があるので、今回は少し装備を変更してVap CyclingのButterfly 2をつけていく(リンクはバージョン上がって3になってるけど)。 vapcycling.com

前に鬼怒川600を走ったときはいつものサイコンマウントの下側にGo Proマウントでつけた+CATEYEのフレックスタイトでハンドル直付けをしたけど、今回はハンドルバーバッグを取り付けたかったのもありButterfly 2側にライトをつけることにした。

MESH POCKET BAR BAG X-PAC V2 (BLACK)movement-cycle.com

ハンドルバーバッグにはいつも入れてる工具類やパンクしたとき用のチューブ、ポンプ、PEKOさんの輪行袋などが入っている。今回は一応粉飴の類も入れた。これでダウンチューブにツールケースを取り付けなくてよくなった。

サドルバッグはオルトリーブのサドルバッグ2にした。私にしては大きめ。服装は季節的に半袖短パンでいいと思ったので、半袖短パンにサイクルキャップとネックゲイター(もはやお守り)にいつも使ってるIntroのハーフフィンガーグローブ(パッドがない)などの軽装。ヘルメットは少しでも軽くしたいのでSMITHはお留守番でOGKのIzanagiにした、このあたりは過去のブルベからの学びで可能な限り頭は軽い方がいい。アイウェアはSMITHの調光レンズ、夜間走行は調光じゃないと無理なので。

smithjapan.co.jp

それにジャージを送るより洗う選択をしたので、洗っている間に着るようの衣類も放り込んでおいた。あとはコンタクトレンズと日焼け止めを入れて完璧。コンタクトレンズは装着時間がどうしても長くなってくると異物感がすごいので、ブルベのときはメガネで走りたいんだけど、OGKのAERO R2が発売されるまでの我慢(R1でもいいけど、R2出るってわかってるので…)。

事前準備 - 戦略?

あとはキューシートを読み込んだり、宿の手配などをしなければならない。まずはいつもどおりキューシートを読む、読みながらルートをひいていく。相変わらず330Kさんのツールに頼ってる。今回は興津600を走ろうとしたときに試した方法でルートを引いていく。Ride with GPSでPCごとに区間を区切ってルートを引いていく、そうするとどうしても途中で狂う総距離の誤差を小さくできることに気がついた。

ちなみにAJ千葉のキューシートでは「各PCからの距離」を出していなかったので、キューシートをSpreadsheetで読み込んで自分用に項目を追加した(画像のコントロール距離がそれにあたる)。

例によって地理院標高プラグインは使っている。今回はそれに加えてGPX to TCX Converterも使わせてもらうことに。これによって、わざわざGarmin Connect上でルートにウェイポイントを付加する必要がなくなったのは本当に快適(Edge530をPCに接続するときがちょっと面倒だけど)。

www.330k.info

それから今回もルート沿いのコンビニ、道の駅調査は怠らない。ただ今回は鬼怒川600のときと違って、山しかない、みたいな区間がほとんどなく、20km走れば最低でもひとつはコンビニがあるという易しいコースだった(蓋を開けるとこの認識が誤りだったことに気づくわけだけど、それはまた後の話)。

www.330k.info

最後にひいたルートを全部Ride with GPSのルートプランナー上で繋げて、AJ千葉さんが公開している参考ルートと比較をして完了。今回このツール使って良かったのが、ルートを接続したりしたときの副作用なのか、意図しないルートが一部あってそれを事前に修正できたのがよかった。

www.330k.info

余談にはなるんだけど、AJ千葉のキューシート読んだときに思ったのがAJたまがわのキューシートがめちゃくちゃ易しいっていうこと。ある程度、書いた人に依るんだとは思うけど、鬼怒川600とか籠坂200のキューシートはかなり読みやすかったし、理解がしやすかったんですよね。キューごとに何交差点かーとか、近くに何があるとかが書いてあるので、ルートひくときにかなり参考になる。AJ千葉のキューシートはそういう観点で言えば、かなりそっけないというか、ハードルが高い印象(ルートひきながら、こっちとあっちの曲がり角はどっちだろう…?とか最後に比較するまでよく分からないところもあった)。

話を戻して、後は走行中にどこに泊まるかを決める必要がある。言い方を変えるとどこでまとまった休息を取るか。鬼怒川600の教訓としては350kmも走るとくたびれているから、できるだけルート上から外れない方がいいということ。その条件で調べると350km地点にちょうど快活クラブがあることに気がついた。もはや宿泊施設ではないけど、経験として泊まってみるのも悪くないだろうと思い快活クラブを利用することに決めた。Web予約もできるようだったんだけど、遅かったので予約不可でした。当日行くだけ行ってみることにして後は何も考えないことにした。あ、事前に仮会員証を発行して免許証(身分証明書)を携行することだけ気をつけました。

出発前日

今回は千葉の袖ヶ浦海浜公園スタートなので当日移動だと間に合わないため、前日の移動を行った。少し狙ったんだけど、富士ヒル翌週の週末から1週間の休みを取っていて、仕事が休みだったのもあって16時くらいに家を出た。そこから電車を乗り継いで袖ヶ浦駅へ。通勤ラッシュを避けたはずなのに、蘇我駅で2回も電車が止まったりした影響で見事に満員電車に進化した…。

袖ヶ浦駅になんとかついたら東横インにそのままログイン。うっかり学生料金で予約しちゃってたみたいで、受付で「学生証見せてください」って言われて「あ、学生じゃないです、ごめんなさい」って言うはめに。

荷物をすべて部屋に置いて、前日最後の補給に向かう。近くに寿司屋の雰囲気を感じたので、寿司屋にした。

yamato-f.jp

ご飯を食べていると職場から連絡…。ちらほらと問題が起こってそうなことは察知していたけど、まさか連絡がくるとは…。とりあえず、寿司屋を後にして対応することに。問題が無事解決されそうだったので、もう少しお腹に何かを入れたいのと明日の朝の朝食の準備をするべくコンビニへ。ホテルの目と鼻の先にコンビニがあって良かった。ちなみに東横インの場合、朝食サービスがあるんだけど、出発時間より後なんですよね。というわけでコンビニへ。

足で開けられるようにしたコンビニの冷蔵庫、斬新。権利放棄書を印刷するの忘れていたので、このタイミングでネットプリント。食べ物を買って部屋に戻る。何気なくテレビ見てると、明日は暑くなるとアナウンサーが話している。なんでも西の方から熱気がやってくるのだとかなんだとか…。まじで…明日暑いの…?

気がつけば22時になっていたので、4時に起きるためにも寝ることにした。

1日目起床 ~ スタート

しっかり午前4時に目が覚める。目が覚めたのはいいけど、眠気がないわけではない。もうちょっと早めに寝ればよかった、しまった…。600は1日目が終わるタイミングである程度まとまって寝ることができるけど、疲れや興奮状態からあまりしっかり寝れなかった、というのが前回だった。そのため前日どれだけ寝ることができるかはそれなりに重要だというのに…。

眠いなと思いながら支度をしていく。一度荷物を広げてコンタクトや必要なものがしっかりと入っているかを確認する。今回、荷物預かりがあるので袖ヶ浦に来るまでに身に着けていたものなどはリュックに入れてしまう。メガネケースと眼鏡はサドルバッグに入れておく。

今回は前回の西上州300と同じくダブルボトルで臨むことにしているので、水をしっかり入れる。600mlと500ml入るボトルの2本で、片方にはカーボドリンクパウダーとEAAを入れておく。片方は真水で片方は栄養を入れるのが最近の定番。

昨晩用意しておいたご飯1を1Fロビーに置いてある電子レンジで温めて、部屋に戻って食べる。身支度を済ませて5時ちょっと前に、自転車を持ってチェックアウト。外に出ると風が吹き荒れている。他の参加者と思わしき方もちらほらと降りてきてホテルの外で輪行解除をしている。ちらっと見えたけど、自転車そのままでエレベーターから降りてきた人がいて「あれ?輪行しなくても持ち込めたのかな?」と思った。今度から確認してみよう。

輪行解除をしているとPEKOさん輪行袋が飛んできた。隣で輪行解除している方のだ。いやー、これだけ軽いと飛びますよねーって感じで朝からほっこり。私は準備ができたので、Garmin Edgeを起動してスタート地点まで連れて行ってもらう。

強風の中走っていると千葉フォルニアが見えてきた。これが有名な千葉のカルフォルニア!とのんびりしていると参加者と思わしきローディーが続々と海浜公園の方へと走っていく。私も急がなくては。5時半よりちょっと前に無事到着。

受付で名前を告げて"命の次に大事なブルベカード"を受け取る。わりと遅かった到着だったため、第3ウェーブに振り分けられる。6時発の方たちと比較すると30分後のスタートです。そして荷物を預けてさせてもらう。荷物預かりできるブルベ初めてでドキドキするけど、よろしくお願いします。

あたりを見渡すと私が参加したことがあるブルベの中では過去最高の人数だった。後で知ったんだけど600の時計/反時計以外にも300の時計/反時計もあったようで、都合4種類のBRMが同時開催されていたらしい。人数もすごいけどランドヌーズがちらほらいることにも驚きだった。過去走ったことがあるブルベではあまりお見かけしなかったので、こんなにいるとは思わなかった。キョロキョロしているといないはずのぜっとさんの姿を見つけた。あれ、直前までだいぶ迷ってらっしゃったけど来たんだと思って嬉しくなる。知り合いが走ってると知るとちょっと嬉しい。

先程受け取ったブルベカードに記入する。相変わらずブルベカードの書き方がよくわかってない笑 名前は間違えないようになったけど、住所は日本語で良いんだっけ駄目なんだっけ?とか考えながらとりあえず書く。安定のコミュ障を発揮しているため、人に聞くなんて器用なことができない。

一応、今回ブリーフィングが5時半から、というスケジュールになっていたものの、昨今の情勢から当日のブリーフィングはなかった。公開ページには確かにブリーフィングをやらないとあったけど、本当にやらないとは思ってなかった。ブリーフィングがないということは私が走り始めるまで1時間の暇があるということ。…情熱を、持て余す。

しばらくすると6時出発の第1ウェーブ向けに車検がはじまった。AJ千葉のスタッフさんが叫んでいたようだけど、正直何も聞こえていなくて、雰囲気で車検をはじめることだけが分かったので人々に続いて集まる。ぜっとさんの近くに行き挨拶をすると、私が誰だか分からない様子。私に目をやり、その次に自転車に目をやり「ああ、あやぴー」と納得した様子。これが自転車乗り。

ぜっとさんは第2ウェーブらしく6時15分発らしい。出発して「30分もあれば追いつかれるね」なんて言われたけど、それは流石に無理ってものです。少し話をしてぜっとさんと別れる、しばらくぼっちなので、周りを観察してみる。カールおじさんを反射ベストに付けた人。Insta360をハンドルバーに付けた人。カラクルにフル装備させた人。なんというか、異種格闘技もびっくりなくらい色んな人がいる。

第2ウェーブを見送ってもうしばらくで自分たちの出走順なので、最後にお手洗いに行っておくことにした。しばらく待つと車検となり無事に出発することができました。頑張るぞ…!


  1. 大盛りペペロンチーノ